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はじめに… |
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赤ちゃん猫って? | |
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準備するもの | |
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赤ちゃん猫を育てるためのポイント | |
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赤ちゃん猫の体温と保温について | |
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赤ちゃん猫の排泄について − 前期 − | |
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赤ちゃん猫の排泄について − 後期 − | |
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授乳について /猫用ミルクいろいろ | |
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授乳の間隔について | |
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哺乳器について /猫用哺乳瓶いろいろ | |
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赤ちゃん猫が鳴くのは何故? | |
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離乳と離乳食について | |
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開眼(目が開くこと)について | |
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グルーミング(毛づくろい)について | |
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仔猫の成長過程 | |
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捨てられたり、行き倒れたりしている猫を見つけ、見るに見かねて保護した方の中には、色々な事情の方がいらっしゃると思います。家族が猫嫌いとか、猫アレルギーとか、ペット不可の住宅とか、お勤めで長時間家を空けなくてはならないので授乳が出来ないとか、小さなお子さまがいて手が回らないとか…。 その他にも様々な事情の方がいらっしゃると思います。 そういう場合、できればお近くの理解ある動物病院で預かってもらって頂きたいのです(この場合、入院費を払っての有料なら可能な場合もあるかと思いますので、ご相談してみて下さい)。 また、知人や友人などに相談して、里親さんが見つかるまでという約束で、代理で育ててもらうという方法もあるかと思います。 例えご自分では飼えないとしても、今は色々な方法で「猫の里親探し」(飼い主探し)ができるので、ぜひ保護して自力でご飯が食べられるまで育て上げ、新しい家族を見つけてあげて欲しいのです。 このページでは、便宜上、赤ちゃん猫を「離乳までの仔猫」として育て方の解説を、また、離乳が終わった赤ちゃん猫を「仔猫」と定義し、「仔猫の育て方」のページで解説していきたいと思います。 |
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赤ちゃん猫は通常、生後1ヶ月半を過ぎるまで、ママ猫の母乳だけで育ちます。排泄物(便や尿)もママ猫がお尻を綺麗に舐めて処理してくれます。ですので赤ちゃん猫を育てるときには、ママ猫と同じことをしてあげなくてはなりません。本来なら1日中、ママ猫にくっついて寝て過ごし、目覚めては母乳を吸い、吸い付きながら眠りに落ち…を繰り返して大きくなります。人間がその代わりをすることはとても大変なことです。 私が育てたある赤ちゃん猫の場合は、大体2時間おきに目を覚まして鳴く子や、ほおっておくと6時間位は平気で静かに寝ているので、(あまりにも寝続ける子だけは)心配になって寝ているところを起こして授乳するなど、個体差により様々でした。 赤ちゃん猫に昼も夜もありませんから、夜中に起きて授乳するのは体力も愛情も必要です。月ちゃんはこれまでに、多数の赤ちゃん猫を育ててきましたが、それぞれにあった育て方や個性があり、毎回新しい発見があり、勉強させられました。 赤ちゃん猫は個々によって差があることを十分理解した上で、その子にあった子育てをしてあげてください。 赤ちゃん猫中心に考えるようにすると、きっとうまくいくと思います。 |
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<食事系>●仔猫用ミルク ●仔猫用哺乳器 ●食器・水入れ(1ヶ月を過ぎた頃から必要) <生活系> ●猫ベット ●保温グッズ(ペットボトル、カイロ、ペットヒーターなど) ●敷物のためのタオル・ムートンなどの布類(ループなしタイプがよい) ●ティッシュ(ちょっとした汚れを拭くのに便利) ●ペットケージ(多頭飼いのお宅や、歩きはじめた仔猫には必要) ●猫トイレ・トイレ砂(1ヶ月を過ぎた頃から必要) ●つめとぎ(1ヶ月を過ぎた頃から必要) |
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赤ちゃん猫を育てるためのポイントは…
です。それぞれに付随する気配りやコツなどもあります。
ことです。仔猫への細菌感染や体温低下をなるべく防ぐように心がけましょう。このページでは、それらポイントや注意点について、月ちゃんの分かる範囲で説明や解説をしますので、これからの子育てに役立てていただければと思います。 |
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| ・出生時の仔猫の体重は平均80〜100g位 | …80g以下だと危険といわれている | |
| ・【重要】順調に育っていると、1日に5〜10gずつ増える | …1日5g以下の増加量は、主にミルク不足の可能性がある | |
| ・順調に育っていると、1週間にだいたい90g位ずつ増える | …成長記録をつけて確認すること | |
| ・生後5〜6ヶ月位まで、1週間で出生時体重(80〜100g)分の体重増加がある | … 同上 | |
| ・生後4〜7日位で「へその緒」が自然に脱落する | …自然に脱落するまで、そのままにする | |
| ・生後7日目前後から、目頭の辺りから少しずつ開眼。ちっちゃな乳歯も確認できるようになる | …この頃に開眼しはじめなかったら注意 | |
| ・生後10〜16日目位にほぼ全開眼する | …「開眼について」参照 | |
| ・15〜17日目で耳が聞こえるように | ||
| ・生後16〜20日目頃に犬歯、門歯が立派に生え始める | …哺乳瓶の口に穴が開くので注意 | |
| ・生後18日までにはしっかりと歩き回ることができるようになる | …怪我や変なものを口にしないよう注意 | |
| ・生後1ヶ月〜1ヶ月半位になったら、仔猫と相談の上、離乳食に切り替える | …無理に切替えようとしないこと | |
| ・【重要】毎日体重を計ってその増加をチェック | …健康管理に便利なので必ず実行すること | |
| ・【重要】育児記録表を作り「授乳時間・排泄の有無と回数・ミルク量・気付いたこと」等を記入 | …健康管理に便利なので必ず実行すること | |
| ・目が完全に見えるようになるまで、仔猫の目にフラッシュは禁物。それまでの写真は自然光で撮ること | …失明の恐れがあるため、仔猫の目に強い光を当てないこと | |
| ・仔猫をよく寝かせてあげること | …仔猫は1日約20時間も眠ると言われ、睡眠中に成長します。よく眠らない子は成長も遅いので、よく眠らせてあげましょう。 | |
| 身体の小さな赤ちゃん猫には、生後6日までは環境変化に対する反応がないので、まだ自分の体温を保持できる能力がなく、体温調整ができません。ですので、人工的に保温してあげる必要があります。 赤ちゃん猫が複数の場合は、お互いの体温で多少は温め合うこともできますが、それだけに頼ってはいけません。ましてや1匹だけだったりすると、あっという間に体温を奪われて体が冷たくなってしまいます。 冬場なら保温にはカイロを利用すると便利ですが、熱すぎてもいけないので、布の厚さ等で赤ちゃん猫に届く温度の調節をしてください。 熱すぎると脱水してしまい、生命の危機にさらされてしまいます。 理想はママ猫に触れる温度(30度から35度位)で、生後1週目までは30度。1〜3週目まで27度。3〜5週目まで24度位での保温が目安です。赤ちゃん猫の寝る部分を手で触れてみて、心地よく暖かみを感じられればOKです。 猫の体温は生後2週目まで35度、2〜4週目まで36〜37度、4週目以降は38度前後です。成猫になると38〜39度位になります。 室温も25度前後に設定しておくと良いと思います。冬の寒さも困りますが、夏場のエアコンなどによる冷房の効き過ぎも厄介です。カイロが入手しにくい夏場は、500mlのペットボトルに熱めのお湯(熱湯はボトルが溶けるので注意)を入れて布地にくるみ、赤ちゃん猫の側に置きます。 このペットボトルはこまめにお湯を変えないと冷めてしまうので、その点の手間はかかりますが、3〜4時間おきの授乳が出来る場合には、その度にお湯に入れ替えるとちょうど良く、コストもかからないでしょう。 赤ちゃん猫が1匹のときなどは、ペットボトルはその立体感のおかげで、ママ猫に寄り添う感じが安心するようなので、ぜひ使ってあげてください。 冬場は上記のお湯入りペットボトルとカイロの共用をすると良いでしょう。 保温具の置き方ですが、寝床には段ボールなどにループのない温かいふわふわ系の布を敷き、片側に保温具を置き、反対側には置かないようにします。これは赤ちゃん猫自身が寒ければ保温具の側に、暑ければ保温具のない方に移動出来るようにするためです。 |
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赤ちゃん猫は自分で排泄が出来ないので、排泄を補助してあげる必要があります。
【排尿】
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| 便 秘 対 策 |
●ミルクのメーカーを変えてみる(月ちゃんおススメは、エスビラックミルク) | |||||||||||||||||||||||||||||
| ●ミルクを缶に記載の調合よりも少し薄めに作る(一時的に) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●お湯で濡らして固く絞ったタオルで、身体を拭く(マッサージ効果がある) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●温かいお湯で湿らせたティッシュを人の手に乗せ、そのまま赤ちゃん猫の股の間に当てて、両足が左右に動くように小刻みに振る。ウンチが顔を出したら、ティッシュなどで受けられるようにしておいて、シッポにウンチが付かないように持ち上げながら、肛門の両側を軽く押して援助 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●歩ける頃なら、部屋中を歩かせてたっぷり運動させる(部屋の中の危険なものを必ず片付けること) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●身体をこまめに拭いてあげることも血行をよくするので効果的 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●下半身だけお風呂に入れ、血行を良くして排泄を促す(入浴は体力を消耗するので、衰弱している場合は絶対避け、完璧に乾かすこと) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●獣医による浣腸が必要な事も | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 下 痢 対 策 |
●お腹に虫がいる(病院での駆虫治療が必要) | |||||||||||||||||||||||||||||
| ●ミルクのメーカーを変えてみる(月ちゃんおススメは、エスビラックミルク) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●ミルクが規定より薄いことが考えられる(作り方を間違えている場合がよくある) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●体温低下が考えられるので、保温を見直す | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●薬局で売っているビフィズス菌(余計な成分が入っていない物)をほんのちょっぴり飲ませてみる | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ●獣医による治療(下痢止め など) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 歯が生えて、活発に動き回るようになったら、いよいよトイレの練習です。仔猫の様子を見ながら、遅くとも生後1ヶ月〜1ヶ月半くらいの月齢になったら始めましょう。 大人用猫トイレは仔猫には大き過ぎますので、赤ちゃん猫が自力で入れる高さ(5cm程度)、仔猫が入って充分動き回れる大きさ(20cm四方以上)の箱に、トイレ用の砂を入れて準備します。この時の箱は、段ボールにビニールを敷いたものや、クッキーの空き缶、台所用水切りかご等で代用出来ます。 この時、砂は細かいウッディ(木)タイプのものがよいでしょう。鉱物系(ベントナイトで出来ている固まる砂)は、鼻などに入り気管支炎を引き起こす危険がありますし、紙砂は粒が大きいので足場が悪く、赤ちゃん猫には不向きです。 寝起きや授乳前などに排泄しやすいので、そのタイミングにトイレに入れて、赤ちゃん猫の目の前で、人が指で砂をかくマネをして見せてあげましょう。 猫は本能的に砂を掘って排泄する感覚が備わっていますので、特に教えなくてもちゃんとできる子もいます。また、先住猫がいる場合は、すぐに見て覚えるでしょう。 自分で砂を掘るマネをし始めたら、もうすぐです!個体差がありますので、焦らず、根気よくその子が自力排泄するようになるまで援助してあげてください。 トイレが寝床から遠いと、たどり着く前に尿意に負けて、トイレでないところで排尿してしまい、失敗の元です。仔猫時代だけでいいので、トイレは寝床のすぐ近くに置くことをお勧めします。 |
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| 「猫に牛乳」と思っている人もまだ多いと思いますが、これは大間違いです! 人間用に調整された牛乳では、大体の猫が分解出来ない「乳糖」という成分が含まれていて、下痢をしてしまう猫が多いためです。ましてや仔猫の場合は牛乳では栄養が全く足りず、じきに栄養失調で死んでしまいます。最悪の場合、乳糖が原因による下痢を起こし、死亡してしまうことも多いのです。ペット用ミルクというのは名前だけではなく、猫用にきちんと調整がされているものなのです。 ●猫用ミルク(代用乳)の種類 仔猫には仔猫専用に調合された「仔猫用ミルク」というものがペットショップや動物病院で売られています。 授乳には、「子猫用ミルク」と「子猫用哺乳瓶」が必要です。「子猫用ミルク」にも数種類あります。 仔猫用ミルクには、液状ミルクと粉末ミルクがあり、粉末ミルクはその都度計量し、お湯で溶かしてから38度位(母体の温度)まで冷まして与えます。 ●粉末ミルク それぞれ添付のスプーンが付いていますので、缶に書いてある指示に従って調乳してください。その際、いきなり規定量の粉ミルクに規定量のお湯を入れると粉がダマになってしまいます。まず、50〜60度位のお湯を規定量の半分〜2/3位をほ乳瓶に入れ、次に規定量のミルクを入れて良く溶かします。良く溶けたのを確認してから、最後に規定量まで湯冷ましなどを入れてよく混ぜてください。 あとは、シェイカーのような物に入れて、一気にシェイクするというテもありますが、この場合は気泡が消えてから授乳してください。 粉ミルクの中には溶けにくい物もありますので、その場合は調乳してから、一度裏ごしすると良いみたいです。 面倒ですが、調乳が必要などのミルクでも、授乳の都度、新しい物を調乳するようにし、少量が必要な場合は、調乳しやすい多めの量を作り、残りは捨ててしまうくらいの気持ちでいましょう。
●液状ミルク 液状ミルクは薄めずに、そのまま湯煎して温めて使うことが出来るので、値段的には割高ですがとっても手軽です。味も大抵の子の好みに合うようですので、経済的に余裕のある方は是非お使いになってください。但し、開封したら冷蔵保存して72時間(3日)の間に使い切ってしまわないとなりません。赤ちゃん猫が小さい場合や一匹の場合は使い切れないことが多いので、残りは捨てるようにしてください。底の方に成分が沈殿しますので、必ず良く振ってから使ってください。
●ミルクの入手方法 お店が閉まった後や深夜などに赤ちゃん猫と出会ってしまった場合、ミルクの入手は困難かもしれません。その場合は、夜間診療をしている動物病院にお願いしてみて。 どうしても入手できないときは、非常手段として、人間用のお腹がゴロゴロしないタイプの牛乳「アカディ牛乳」などを温めて与えてください。コンビニなどで売っていない場合には、仕方がないので普通の牛乳でその晩はしのいでください。 でも、必ず翌日には猫用のミルクを購入して与えて上げてくださいね。 |
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| ● 授 乳 の 注 意 事 項 |
●必ず猫用ミルクを与えること | ……牛乳を与えると、その中に含まれる乳糖が原因による下痢を起こし、死亡してしまうことも多いため | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●半日以上保護するなら必ず哺乳器を用意する | ……必要量が与えられないので、授乳には猫用の哺乳器を必ず用意する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●授乳の都度、新しい物を調乳するようにする | ……たくさん作ってその都度温め直して与えていると、成分が変わってしまうので止める。また、電子レンジで温め直すと、温度が60度以上になってしまい、大切な栄養素であるタンパク質が破壊されてしまうめので、絶対に行わないこと。また作り置きのミルクには細菌が繁殖しやすく、仔猫の命に関わるので止めること | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●衰弱していて、猫用ミルクが手に入らない場合 | ……ミルクや牛乳を受け付けない子や弱っている子などには、砂糖水を与えてください(濃すぎるのも困りものなので、甘みを感じる程度に)。 脱水症状で助かる命も助からなくなってしまいますので、何も与えずにおくことだけは、絶対に絶対ににしないようにすること! |
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| ● 授 乳 の ポ イ ン ト |
●授乳の前にまず排泄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●授乳に時間がかかる場合はミルクが冷めない工夫を | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●授乳後は必ず、湿らせたガーゼで口の周りのミルクを綺麗に拭き取ること。(コレを怠ると、お口の周りがカピカピのガチガチに固まってしまいます。授乳の都度、湿らせたガーゼでミルクを吸い取るようにして清潔にしましょう) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●授乳後には、背中を軽くトントンしてゲップをさせる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●哺乳道具の消毒(煮沸消毒は、プラスチックの哺乳器を変形させてしまいがちなのでお勧めできません。雑菌は免疫力の弱い赤ちゃん猫は危険なので、哺乳器の洗浄・保管は面倒がらずに、毎回必ず清潔にしましょう。人間の赤ちゃん用の消毒薬(ミルトンなど)を使うのも良いですね。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●猫用粉ミルクは、50〜60度までのお湯で溶かしてから38度位(母体の温度)まで冷まして与えること(60度以上のお湯はタンパク質などを破壊してしまうので使わない) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ● 授 乳 の ど う し て ? |
1. 規定量飲んでいるのに体重が殆ど増加しない | ……(1)ミルクの濃度が薄いため、必要カロリーが足りていない →濃度を適正にする (2)下痢のため、十分に栄養を吸収出来ていない →病院で治療を受ける |
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| 2. 規定量を遥かに下回っている | ……(1)ミルクを飲む時、空気も一緒に飲んでいる(空気でお腹が一杯に) →哺乳器の口は常にミルクで満たすようにする (2)ゲップをさせていない →授乳後、赤ちゃん猫を縦に抱き、背中をさすって飲み込んでしまった空気をゲップとして出させると、量が足りない子はまたミルクを飲んでくれる場合もある |
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| 3. 飲んだり飲まなかったりする | ……(1)ダマになっていたり、粉っぽかったりすると、飲まないことがある (2)温度が高い、又は、低い |
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| 4. 飲み始めるとすぐにむせる | ……哺乳瓶から出てくるミルクの量が多過ぎる→乳首を取り替え穴を小さくする | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 5. 鼻からミルクが出てくる | ……4と同じ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一般的には、授乳は3〜4時間おきにと言われますが、それはマニュアルです。人間の子もそうでしょうが、育児書通りに育つ子はほとんどいないものです。それぞれに個体差がありますので、3時間たったからといって、寝ているのに起こしてまで飲ませる必要はないですし、排便排尿させて満腹であれば、案外スヤスヤと眠っているものです。規定量を飲まなかったからといって無理に規定量まで飲ませる必要はありませんし、まだ欲しがるようなら飲みたがるだけ与えてあげてください(自律授乳方式)。欲しいだけ飲んだら自分から「ぺっ」っと乳首を離しますから、タイミングは子猫自身に任せるようにしましょう。 私は、赤ちゃん猫が目覚めたら排泄させてミルクを飲ませるという、自律授乳方式の育児を心がけています。 ですので時には6時間位大人しく寝ていて、どうかしちゃったのかと心配になるくらいの時もあったり、「 さっき飲んだばかりでしょ?」という感じで、1時間もしないうちに起きるときもありました。 下記に月ちゃん家の三兄弟の子育てメモを載せますので、参考にしてみてください。
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保護された仔猫は、最初の哺乳器からの授乳を必ずといっていいほど拒否すると思います。 それには下記に挙げたような色々な理由があるからですが、捨てられるまでママの乳首からミルクを飲んでいたのですから、「哺乳器のゴムからミルクが出るんだ!」と認識するまでに、赤ちゃん猫もちょっと時間がかかるのも分かります。 哺乳器で授乳する場合のコツは、赤ちゃん猫の口の中にゴム部分を入れて、ちょっと前後させて動かしながら、ミルクを一滴絞り出してみると、うまく吸い付いて来るでしょう。しかし、喉の奥まで押し込んで無理矢理ミルクを絞り出すと、気管に入ってしまうことがあるので絶対にやめてください。 哺乳器で授乳する際には、乳首の部分がミルクで常に満たされているように60度位に傾けておいてください。 哺乳器のキャップをきっちり閉めすぎると、空気抜きが出来ずに哺乳器の中が真空状態になってしまいます。そうすると、赤ちゃん猫もミルクが飲みにくいですし、中耳炎になる危険もあります。ミルクが漏れず、空気が抜けるように適度にゆるめて授乳してください。 ママ猫になった気持ちで、ゆっくりと授乳してあげてください。
●代用品の利用について ミルク同様、夜で哺乳器や注射器などの入手が困難な場合は、注射器・スポイトなどで一時的に代用できるかも知れません。どちらにせよ、口に入る部分が尖っていたりして、赤ちゃん猫の口中を傷つけてしまわないとも限りませんので十分確認してから使うようにしてください。どの場合も最初は、一滴ずつから始めると良いでしょう。 ただし、必ず翌日には哺乳器を購入してあげてください。
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| ●哺乳瓶の取り扱い注意事項 | 1. 乳首に穴や亀裂が入ったら、必ず取り替えること | ……赤ちゃん猫に歯が生えてきたら、噛んで穴を開けられたり食いちぎられたりしすることがあります。誤って呑み込んでしまう可能性がありますので、少しでも穴が開いたり亀裂が入ったりしたら、新しい物と交換すること | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●哺乳瓶を拒否する理由と対策 | 1. 哺乳期の口がゴム臭い | ……お湯などにつけてゴム臭を取り除く | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2. ママ猫のオッパイとの違うから | ……哺乳瓶からミルクが出てくることを覚えると自然に飲みはじめる →哺乳瓶から一滴お口の中に垂らす |
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| 3. 吸いついてもすぐに止めてしまう | ……(1)ミルクの出方が足りない→乳首の穴をちょっと大きくする (2)キャップをきつく閉め過ぎて瓶内に空気が入らずミルクが出て来なくなる →漏れない程度にキャップを緩く閉める (瓶を逆さにした時、ゆっくりポタッと垂れるのが理想的) |
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| 4. とにかく飲んでくれない | ……授乳が下手だとそれだけで飲んでくれない事も →動物病院や知合いなどの経験者にアドバイスやお手本をもらう |
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| 5. 一口吸うと止めてしまう | ……(1)ミルクの温度が低い、又は高すぎる→適温にする (2)ミルクの濃度が薄い、又は濃すぎる →ミルク缶に規定されている作り方を再度確認(意外に勘違いが多い) |
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| よく仔猫ちゃんの授乳を仰向けでしていたり、緊急時以外もずっと注射器(シリンジ)で授乳を続けているのを見かけますが、それはとても危険な行為です。 自分の意志で授乳量を調節出来ない 仰向け授乳・シリンジ授乳 は誤飲の危険を増大させ、誤飲性肺炎(ミルクが気管に入り込んで起こる肺炎)の危険や仔猫の突然死の間接的な原因になったりしますので、緊急事以外はシリンジの使用をなるべく控え、うつ伏せでの授乳を心がけてください。 授乳については、動画をこちらでミルクを飲んでいる様子や遊んでいる様子などをご覧いただけますので、参考になさってくださいね。 |
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| 赤ちゃん猫が鳴くのには必ず理由がありますので、赤ちゃん猫をよく観察し、その声をよく聞いてあげましょう。 また、複数匹いる場合には、授乳の順番待ちに耐えられず「僕も〜」「あたしも〜」と鳴いたりよじ登って来たりしますが、これは心配いりませんね。 「満腹・排泄したばかり・ぬくぬくのベッド・体調良好」で満たされていれば、起きていてもおとなしくコロコロと転がっているものです。甘えん坊な子だと、「抱っこ〜」とか「構って〜」とか鳴くこともありますので、その時は撫でてあげたり、抱っこして安心させてあげてください。 下記に、赤ちゃん猫が鳴く場合の原因と対処方法の例を上げましたので、参考になさってください。 |
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| ミ ル ク を 飲 ま な い 場 合 |
温度が ぬるすぎる or 熱すぎる(温度) | ||
| ミルクが 濃すぎる or 薄すぎる(濃度) | |||
| 哺乳瓶からミルクが出すぎる(乳首の穴が大きすぎる) | …出過ぎると気管に入ってしまい危険 | ||
| 哺乳瓶からミルクが出ない(乳首の穴が小さすぎる) | …吸うのに疲れ果て、必要量飲むことが出来ない | ||
| 乳首の大きさが合わない | …仔猫の口より大き過ぎ(長過ぎ)るとうまく吸えない | ||
| 授乳の前に排泄させていない | |||
| ミルクの味が変わった | …何度か試してみて、飲まないようなら元のブランドに戻すように | ||
| ミルクの味が気に入らない | …何度か試してみて、飲まないようなら別のブランドに | ||
| (保護直後・衰弱時など)血糖値が下がり、食欲が出ない | …獣医で点滴等の治療を受ける | ||
| 体温低下のため | …すぐに保温すること | ||
| 便秘のため、胃が圧迫されて食欲が出ない | …排便させる | ||
| 衰弱している可能性 | …獣医の診察を受ける | ||
| 上 手 に 排 泄 し な い |
温かいお湯で湿らせたティッシュやガーゼを使っていない | …ママ猫の舌は温かいので、同じように温かくした布などで刺激するとよい | |
| ゴシゴシこすってしまっている | …痛くて排泄どころではない | ||
| リラックスできる姿勢で排泄させていない | …仰向けは嫌いな子が多い。うつ伏せが安心 | ||
| 排泄したいタイミングで援助できていない | …あとちょっとの刺激で排泄…という所で諦めてしまっている | ||
| 排尿の量が少なすぎる | …授乳量が足りない可能性がある | ||
| ベ ッ ド で 眠 ら な い 場 合 |
保温温度が 暑すぎる or 寒すぎる | ||
| ミルクの量が足りない | …お腹が空いている | ||
| まだ排便・排尿したい | …便や尿が残っていて不快 | ||
| 気持ち良くふかふかの寝床になっていない | …寝床が広すぎたり、狭すぎたりする など | ||
| 寝床や身体がお漏らしなどで汚れている | …濡れていると体温低下につながる | ||
| 猫が抱きついたり、潜り込んだりできるようになっていない | …寝床への安心感を出すため、布を少し掛ける | ||
| 甘えん坊さんで、もっと構ってもらいたいこともある | |||
| (ママ猫の心音がわりになるように)チクタク時を刻む小さな時計をタオルにくるんで側に置く | |||
そんなことも考えられます。上記全てに当てはまらず、それでも鳴いている場合は、どこか具合が悪かったりしているのかもしれないので、必ず病院で診てもらってください(獣医さんも赤ちゃん猫サイズの育児・診察は苦手な方が多いので、事前に電話で聞いてみるのも良いでしょう)。 すべては赤ちゃん猫中心!何をして欲しいのか、どうしたら満足するのかを考えてあげてください。 それから、余談ですが、複数匹の赤ちゃん猫を育てていると、兄弟の局部を吸ってしまう子がいたりします(サックリングと呼ばれる行動)。これはママ猫のオッパイの代用なのですが、結構吸引力が強いので、吸われる子の局部が腫れてしまったり、炎症を起こしてしまったりして、最悪の場合は生命の危機にさらされることもあります。 頻繁に吸ってしまう子がいるようなら、他の子と隔離することも必要になりますので、注意してみてください。 |
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生後4週間(生後1ヶ月)を越えたら、赤ちゃん猫と相談の上、離乳食にチャレンジしましょう。 ですが、ものの本になどには「生後50日までに離乳を」などと書かれていたりして、離乳を焦る人がとても多いです。しかし、それを真に受けては行けません! 母猫と一緒にいる子猫は、生後半年近くになっても母猫の母乳を飲んでいたりします。ミルクの飲みや甘えが足りないと、肉球を吸ったり、他の子の局部を吸ったり、人の手を吸ったりなど、問題行動がより多く残ってしまいますので、本人達がいらないというまで思う存分飲ませてあげてください。 我が家で保護した子達はみな、離乳食が始まっても、グロース(キトン)の食事になっても、ミルクをお皿からしか飲めなくても、「こんなの、いらないよ〜!」と本人がミルクを拒否するまで飲ませています。 ■離乳食への移行 離乳食への移行はまず、哺乳器から飲んでいるミルクをお皿から飲めるようになってもらうことです。
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個体差がありますが、生後7日目位から開き初めて、生後14日位で全開します。この期間を過ぎてなかなか開かないとき、又は、開きはじめてから3日ほど過ぎても、全開しない場合には、ぬるま湯で湿らせたガーゼなどで、そっ〜と拭いてあげてください。強くこすったり無理に開いたりすることは、絶対に禁止です。
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眼球が発達して膨らんでいるのに、まぶたがピッタリとくっついてしまっているような場合は、必ず拭処置してあげてください。 目ヤニなどがたくさん出ていたらそぉっと押し出し、くっついている場合はそぉっと拭き取ってあげましょう。 ちょっぴり開いたまぶたの隙間から、抗生物質の目薬を差してあげるとキレイになります。(この場合の抗生物質の目薬は、猫用のものを獣医さんで処方してもらってください)
そのままにしておくと眼球が白濁したり、失明してしまうこともありますので注意が必要です。眼球の白濁は、初期の頃なら処方薬で完治出来る場合もあるので、早めに看てもらって治療しましょう。 猫の瞳はとてもデリケートで、すぐに結膜炎などの炎症を起こしてしまいます。 開眼時期〜生後3ヶ月位までの処置の善し悪しが、生涯の眼の状態を決定してしまうことも多く、病気によって抗生物質薬、サルファ剤、副腎皮質ホルモン剤などの点眼が必要になります。 大げさなようでも、目ヤニがひどかったり、気になるようなら、必ず獣医さんに相談して目薬を処方してもらうようにしてください。 |
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| 猫はとっても綺麗好きで、いつも仔猫の身体を舐めてあげています。 ママ猫に舐めてらえない保護された赤ちゃん猫は、一日に数回、授乳の後や排泄の後などに、熱めのお湯で固くしぼったタオルなどで、優しく身体を拭いてあげましょう。蒸しタオルなどでもいいですが、どちらにせよ熱すぎたりビチョビチョな物は避けてください。 この時期にこまめに身体を拭いてあげることで、子猫たちはグルーミングを覚えます。 いつも身体を清潔にしておくようにすると、大きくなっても綺麗好きな猫ちゃんになります。 特にお尻周りや口の周りは汚れやすいので、排泄後・授乳後は、すぐに清潔にしてあげてください。それを怠るとこびりついてしまって、毛が抜けてしまったり、皮膚が炎症を起こしてしまったりすることがあるので、注意が必要です。 こまめに体を拭いてあげることは、血行を良くし、身体を丈夫にするのにも役立ちます。 便秘の解消やコミュニケーションにもなりますので、是非こまめに身体を拭いてあげてください。 |
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赤ちゃん猫を保護してくださって、ありがとうございます。 保護する赤ちゃん猫には、大別すると、「飼い猫が産んだ子を捨てた(捨て猫)」「ママ猫からはぐれた(巣の移動中など)」「衰弱した仔猫をママ猫が育たないと判断して見捨てた」場合などがあります。 ![]() 「飼い猫が産んだのをを捨てた」「ママ猫からはぐれた」など、猫の発見が早ければ、比較的健康状態が良好の場合が多いのですが、「ママ猫が育たないと判断」した仔猫の場合や保護までに時間が経っている子は、助けるのが難しいことが多いものです。 そこで、保護した最初にしていただきたいことを、下記にまとめてみました。
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| 仔猫がミルクを上手に飲めない、口に含んだど吐き出してしまう…など、仔猫がミルクを飲まないのには色々理由があります。原因別に色々と対策や飲ませ方の動画もありますので、上記の「授乳について」という項目の「授乳のどうして」を参照してください。 |
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生まれたばかりの赤ちゃん猫は腱が発達してないので、爪を引っ込めることができません。そのため敷物に引っかけたり、自分の顔などにも引っかけることがあります。自分でしっかり歩きまわる時期になると、ちゃんと爪を引っ込めることができるようになりますので、心配いりません。 |
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複数の赤ちゃん猫を保護した場合にたまに起こります。口寂しさ?から、他の赤ちゃん猫の耳や男の子の局部を吸ってしまう子が、たまにいます。赤ちゃん猫の吸引力はけっこう強いので、赤くなったり、腫れてしまいます。そうなってしまうと、排泄の際に痛がることもありますので、局部を吸っている子がいたら授乳時間以外でも少しミルクを飲ませてもいいでしょう。 |
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| ノミの糞だと思われます。保護した赤ちゃん猫の場合、ノミが寄生していることが多々あります。 簡単な判断方法は、その黒いツブツブを採取し、水を一滴その上に垂らしてください。ツブツブが赤く溶け出したら、それはノミの糞です。 生後間もない赤ちゃん猫を簡単に洗うわけにはいきませんので(体力低下で衰弱してしまうので)、ノミ取り櫛で退治しましょう。洗面器などに水をはり、洗剤を一滴垂らして。ノミ取り櫛ですいて先ほどの水の上にノミを落としてください。洗剤を入れてあるので、ノミが脱走せず、溺れるでしょう。 ノミはお腹に卵を持っていますので、つぶすと卵が飛び散るので、絶対に潰してはいけません。 ![]() また、ノミがいるという事は、お腹に虫が必ずと言っていいほど寄生してしまいます。駆虫出来るようになったら、病院でノミ駆除と駆虫をしてもらってくださいね。 |
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最終更新日:2010年9月9日
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