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 地域猫資料室/新聞記事全文

野良猫と人の共生目指して
「つるみ・地域猫をすすめる会」が発足

[ 2006/3/23 タウンニュース ]


 野良猫を地域住民の手で管理する「地域猫」としてとらえ、猫のトラブルを住民全体の課題として考えようと、鶴見公会堂で3月5日、「つるみ・地域猫を進める会」(代表・持丸りえ子さん=関連記事「人物風土記」)の設立総会が行われた。今後は鶴見区で、人と猫との共生を目指した運動が行われていく予定だ。

 「地域猫」とは、えさの管理や不妊去勢手術、フンの清掃など、地域のルールに基づいて適切に飼育管理された猫をいう。地域という大きな家族の一員として、野良猫と共生していこうという発想だ。

 同会では設立に先立ち、およそ一年前から勉強会を重ねてきた。メンバーの30人は現在、東寺尾北台や東寺尾東台、寺谷、上末吉などを中心に野良猫の捕獲と去勢手術をすすめている。また、えさやりと平行して、周辺道路の清掃活動を行っていく方針だ。

町会をまきこんで

 野良猫にえさをあげる大の猫好きに、猫を見ることさえ嫌な猫嫌い──。猫に対する思いは、会員でも様々だ。しかし、「猫を通した街づくり」という共通の「思い」がある。

 「猫も人も、のんびり過ごせればいいですね」と語るのは、10年ほど前から野良猫を飼い始めた野地栄子さん。「地域猫の反応がどうでるか、時間と心構えが必要」と、今後の活動について語る。吉田みゆきさんは「好きでも嫌いでもない派」だ。しかし「命の重さは変わらない」と活動に参加した。えさやりに伴う異臭や排泄物の問題など、猫を基点とした地域住民の断絶関係について吉田さんは「自分のところにさえ野良猫が来なければいいという考えではなく、広い視野に立って野良猫を減らしていくしかない」と訴える。松川ゆみさんは「猫嫌いな人からも感謝の声をいただいている。好きな人ばかりではなく、嫌いな人も一緒になって運動を続けていきたい」と、活動の広がりを期待する。

 持丸さんは「町会をまきこんで運動を広げていきたい。地域猫を通して鶴見が優しい街になれれば」と話している。




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