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 地域猫資料室/新聞記事全文

野良猫:不妊手術、エサやり…地域で
13日、シンポジウム−−東京海洋大で/東京

[ 2006/10/8 毎日新聞 ]


◇鳴き声、ふん尿、悪臭
◇港区「住民の会」、13日シンポジウム

 不妊手術やエサやりなど地域で野良猫を管理する「地域ねこ活動」を考えてもらおうと、港区の「地域ねこを推進する港南地区住民の会」が13日、東京海洋大(港区港南)でシンポジウムを開く。同大は野良猫のたまり場になっており、「学生、職員にも活動を理解してほしい」と企画した。

 同大敷地には5年以上前から野良猫が住み付き繁殖し、現在は30〜50匹に上る。エサをやる学生や職員が不在となる休暇中は、猫が付近の都営住宅やマンションの敷地に入り込み、鳴き声、悪臭などの問題が起きている。

 一方、大学に隣接する港南3丁目地区では、02年ごろから5、6人の有志による住民の会が、時間を決めたエサやりや去勢・避妊などを自費で続けてきた。車にひかれた遺がいの片付けも含めて昼夜を問わず地道な活動を続けている。周辺の猫は次第に減っているが、大学の猫が「大きな悩みの種」という。

 シンポジウムは「このままでは大学が野良猫の製造所になる」と危惧(きぐ)した同会が、学生、職員らに活動を正しく理解し協力してもらおうと企画した。新宿区のNPO「ねこだすけ」の工藤久美子代表が講演し、保健所の担当者や住民の会代表が討論する。学内でのエサやり、ふん尿の処理などの管理体制を作ってもらう狙いもある。

 シンポジウムに先立ち5日には、学生、職員、住民の会などが構内で実態調査をした。参加した海洋科学部3年、鵜川亮さん(21)は「無責任な世話はよくないと思っていた。病気やけがの猫も多いので、きちんと管理することが大切だと思った」と述べた。工藤代表は「不妊手術を受けていない猫が1匹いれば、増えるのはあっという間。大学も地域社会の一員として責任を果たすべきだ」と強調している。

 午後0時15分から講義棟44番講義室。無料で一般の人も参加できる。問い合わせは同NPO(03・3350・6440)。【窪田千代、市川明代】




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